Fender Twin Ampが意外にも非常に良かった。
いつもお世話になっている、地元のスタジオ スタジオ24。
普段は見向きもしないけど、どうもサイケデリズム ストラトの出音が気に入らず置いてあるアンプを全部試すことに…
Marshall 800、Marshall2000、Rolland Jazz Chorusと試してみたのですがしっくりこない。
比較的、歪みの少ない音を作りたかったので試行錯誤していましたが個人的に全くノーマークだったFender Twin Ampが結果的に一番の音を出してくれました。
あ〜自分が欲しかった音はこれだったんだ…
【Fender Twin Ampとは】
ギター・メーカーであり、アンプ・メーカーでもあるFender社。そのFenderのアンプと言えばTWIN REVERBに代表されるクリーンサウンドをイメージされる方が多いかもしれません。
「Fender TWIN AMP」です。ワンボリュームのクリーンチャンネルとボリュームにゲインを加えたチャンネルで構成された真空管アンプです。
TWIN AMPは「THE TWIN」という同じくFender社のアンプの後継機種です。
THE TWINをより使いやすく改良したのがTWIN AMPというところでしょうか。
【前期モデルと後期モデル】
Fender TWIN AMPですがリバーブのみの前期モデルとトレモロコントロールが加わった後期モデルがあります。
ボクの使用したのはトレモノなしの前期モデルのようですね。
【サウンド】
サウンドについてですが、クリーンチャンネルはこれぞフェンダー・クリーンというサウンドで、TWIN REVERBに勝るとも劣らないサウンドを吐き出します。ブライトスイッチがありこれをONするとよりきらびやかになります。
さすが真空管という感じで、暖かみのあるクリーンです。
シングルコイルのギターはこの音を基準にしたいと思う音です。
オーバードライブチャンネルの方はGAINの調整で割と歪ませることができます。
HMや現在の多チャンネルアンプを用いた激歪みヘヴィー・ロックを演奏しようとなるとTWIN AMPでは厳しいかもしれません。
個人的には少し歪ませたクランチサウンドでロックンロールやブルースを演奏するのにとても向いているのではないかなと思います。
そして特筆すべきはその設定のしやすさです。
自分は基本フルテンにして、少しずつ削っていく方法で音を作っています。
Twin Ampは驚くほど早く欲しい音にたどり着けました。これはアンプの持つ音の素性が大変よろしいということだと思います。
正直、今回改めて使用してみるまではなんか高校の軽音部の部室にあるショボいアンプというイメージしかありませんでした。。
確かにコンボアンプですし、キャビネットのアンプに比べれば非力ですし全くメタルなどのハードゲインな音には向きません。
しかし、ちょっとブルージーな音が欲しい時などには素晴らしい音が作れます。
次のレコーディングではこちらのアンプも使用したいと思っています!!